抗酸化剤の効果

一つの抗酸化剤で、すべての活性酸素の有害な作用を抑えることができるのでしょうか?

活性酸素は蛋白質や遺伝子DNAを分解します。その分解を食品に含まれる天然の抗酸化剤が防止できるかどうかを実験して調べました。
それが次に示す写真です。

抗酸化剤の効果

活性酸素の作用で蛋白質は分解されます。そうすると写真にあるように蛋白質の黒いバンドが消失してしまいます。もしここに抗酸化剤を加えて、活性酸素による分解を防止すると、蛋白質のバンドは守られてはっきりと残ります。

写真でもわかるように、異なる活性酸素をすべて抑える抗酸化剤は試験した中には存在しませんでした。チキンエキスやマグロエキスに含まれる動物性の抗酸化剤イミダゾールジペプチド(アンセリン・カルノシン)は次亜塩素酸系の活性酸素に対して、穀物や野菜に含まれるフェルラ酸やカロチン類は水酸化ラジカルに対して、そして過酸化亜硝酸系の活性酸素に対しては果物に含まれるビタミンCが最も強い抗酸化剤であることが分かりました。

DNA分解を抑える実験では、過酸化水素を抑える抗酸化剤は次亜塩素酸と同様に、イミダゾールジペプチド(アンセリン・カルノシン)であり、この場合はビタミンCはむしろ分解を促進する作用を持っていることが分かっています。

このことから、活性酸素による細胞死を防止して老化をコントロールする目的に抗酸化剤を摂取する場合には、1種類とか、同系統の作用を持つ抗酸化剤を摂ることでは不十分であり、栄養素の摂取と同様に抗酸化剤もバランスよく摂取することが大事であることがわかりました。

日本特許
この研究結果をもとにして、東海物産は日本、米国、台湾に特許出願をして、米国と台湾ですでに特許が成立しています。
米国特許
アンセリン・カルノシン混合物100mg当たり、ビタミンCを20-100mgとフェルラ酸(クロロゲン酸、カフェ酸、クルクミン)などのカフェ酸類を2-5mg含む抗酸化物の配合組成の米国特許を取得しました。(US Patent 7727961)
台湾特許
一方、台湾では、アンセリン・カルノシン混合物 または還元型グルタチオン100mg当たり、ビタミンCを20-100mgとフェルラ酸を含むカフェ酸類、またはコエンザイムQ10を2-8mgから構成される抗酸化物の配合組成の特許を取得しました。(台湾特許 I 307267)
連絡先
東海物産株式会社
技術サービス室, fax. 03-3864-6869 email: tservice@tokaibsn.co.jp
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